トランス脂肪酸フリーのショートニング、お勧めしません。その2

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2018年3月12日 月曜日

トランス脂肪酸フリーのショートニング、お勧めしません。その2

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 

トランス脂肪酸フリーのショートニング をお勧めしないワケについての連載記事です。
1 トランス脂肪酸フリーのショートニング、お勧めしません。その1
2 トランス脂肪酸フリーのショートニング、お勧めしません。その2
3 パーム油の危険性。その1
4 パーム油の危険性。その2
5 トランス脂肪酸フリーのショートニング、お勧めしません。その3(終)
 
おまけ パーム油について調べていて、びっくりしたこと

 
 
■ショートニングもダメなの?
しかーし!
ショートニングの出世も長くは続かなかった!
 

っていうのは、今度は、トランス脂肪酸が悪者として指摘されたから。
 
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(↑2006年12月18日付 東京新聞)
 
トランス脂肪酸とは、ものすごく簡単に言うと、
液体の油を無理やり固体にするときに、どうしても生まれてしまう、人体に有害になりうる成分のことです。
 
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サイト内無料マンガ『マーガリンって危険なの?』より)
 

ショートニングは、液体の植物油から作られた半固体の油。
もちろん、トランス脂肪酸を含んでいます。
 

ってことで、一転、批判の声を浴びることになったショートニング。
 
もう、水素添加されたショートニングは使いたくない。
だけど、「カラッと」「サクッと」したものは、今まで通り食べたい!

 
さて、今度はどうすればいいのやら・・・

 
 
■油業界は考えた。
・・・そして、
ある夜、ショートニングの会社でこんな会話が交わされました(イメージです)、
 

「ショートニング売れなくなっちゃったねー」
 

「もう植物油に水素添加してショートニング作れないじゃん。
植物油、ヘルシーなイメージがあるから人気があるのに。参ったなあ」

 
「・・・待てよ、
じゃあ
もともと固体の植物油で作れば水素添加する必要ないんじゃないの?」
 

「おー、それはナイスアイデアだね!
でも、固体の植物油なんてあったっけ」

 

「あるじゃんパーム油!」
 
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(↑パームの種子)
 

「それだー! 
パーム油なら安いしね! 
 

じゃあパーム油でショートニング作ろうぜ!」
 

って感じで作られたのが、パーム油のショートニング
 
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パーム油は、最初は液体ですが、油として精製すると固体になります。
ですからショートニングにするにあたって、水素添加して個体にする必要がなく、トランス脂肪酸がほとんど発生しません。
 

やった! トランス脂肪酸フリーのショートニングができた!
これなら何に使っても安心だー!!

 

こうして、パーム油は新しく、「からっと」「さくっと」を担当するようになり、
ショートニングの材料になったり、多くの加工食品に使用されるようになったのですが・・・
 
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■ラードと、パーム油って・・・。
つまり、
「トランス脂肪酸フリーのショートニング(パーム油)」はこんな経緯でできたわけです、
 

ラード(個体の動物性脂肪)

代用品(液体の植物油で作ったショートニング。トランス脂肪酸を含む)

さらに代用品(個体の植物油で作ったショートニング) 
 
・・・あれ?
ちょっと待って。

 

でも、そもそも、ショートニングが作られたのは、
固体の油であるラードがもつ害を避けるため・・・じゃなかったの?

 

個体の油に、戻っちゃってますけど?

 

そうそう。
そうなんですよ~。
 

個体の油であるパーム油の成分は、ラードとほぼ同じ。
おもに飽和脂肪酸とオレイン酸。
摂りすぎると皮下脂肪になっちゃって、健康を害することになるのも、同じなんです。
 
えー、
それって・・・それでいいの?

 

あ、わかった!
同じ個体の油でも、動物性植物性、っていう違いはあるわけじゃん。
 
植物油であるパーム油のほうが、なんだかいろいろイイカンジ・・・なんじゃないの?

 
うんうん、そうですよね。
そう思いますよね。
 
動物性のラードより、植物性のパーム油のほうが、体に優しいに違いない。
そんな気がしますよね・・・・
 

それが危なーい!
あなたは、植物油信仰をしちゃっていますよ!

 
実際のところは、そうでもない。
っていうか、真逆なんですよ・・・。
 
 
パーム油の危険性。その1へ続く
  




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