アトピーの方に寄り添うということ。

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2019年10月6日 日曜日

アトピーの方に寄り添うということ。

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 
最近、『アトピーが消えちゃった! マンガでわかる体質改善』を読んだ方から、食事療法についてのご相談をいただくことが増えました。
今も何人かの方に継続的にアドバイスをさせていただいています。
 

アトピーがうまく改善していくケースは、私もとてもうれしく元気が出ますが、

ケースによっては、改善が順調に進まない時期もありますし、
改善以前に、食事療法の実践がしにくい環境に悩んでおられる、などのケースもあり、
 

そんな難しい状況の相談者さんに、胸に渦巻く不安や、悲しみや、痛みを切々と語られることもあります。
 

実は、数年前の私は、そういう状況にうまく対応できませんでした。
すぐに人に共感してしまうHSP的な性格のせいもあり、相談者さんの感情をもろに受けとって、感情をかき乱されていました。
 

 

こんなことがありました、
 

小さなお子さんのアトピーに悩んでいたママさん(Aさん)からご相談をいただきました。

電車を乗り継いで数時間の距離だったので、一度お会いして、いろいろと話しました。
 

Aさんは優しく繊細な方でした。
 

その後、やりとりをかわしつつ、食事療法を始められ、
お子さんの改善は、途中まではうまくいっていたのですが、
 
なぜかあるとき悪化し、頂いたメールから、Aさんがパニックになっていることがありありとわかりました。
 

しかもAさんは難しい環境のなかで、孤立無援で食事療法をしていたのです。
 

その時の私は、とにかくAさんのそばに行かなければと思い立ち、行き方を調べ始めました。
 

そんな私を見た主人が、「落ち着いて」と言いました。
主人は公認心理師で、メンタルヘルスケアのコーチです。
 

「落ち着いて、座って。
いまAさんに会って、何かできることがあるの?」
 

「あるよ、ハグしてあげたいし、背中さすってあげたいの」
 

それを聞くと主人は、ちょっと考えて、
 

「聞きたいんだけど、
きみとAさんは、独立した別の大人だよね」
 

「・・・うん・・・」
 

「じゃあさ、きみの前に、そのへんに、Aさんが座ってると想像してみて。
そして、きみの領域と、Aさんの領域の境目はどの辺にある?
 

線を引いてみて」
 

目の前に泣いているAさんが表れて、胸が痛み、涙が出てきました。
 
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後で聞いたところによると、
この「線」が真ん中ではなく、どちらかの人間に寄っているほど、その二人の関係は健全ではないそうです。
つまり、依存があるということですね。
 

「境目?
 

・・・境目なんかないよ。線はひけない」
 

つまり私は領域を侵食され、依存を許していたのです。
主人はため息をつき、言いました。
 

「ここ(真ん中)に線を引いて、こう言って、
『そっちはあなた。ここからこっちは私』」
 

戸惑いながらも、言うとおりにすると、不思議と気持ちが落ち着きました。
 
 

結局、彼女のところにはいきませんでした。
 

そして、自分がすごく精神的に疲労していることに気がつき、
日が経つごとに、あのときはやはりおかしかったと感じるようになりました。
 

それからもAさんとやりとりするときには、
飲み込まれないように、主人の教えを守り、
そうしてAさんを尊重することが、結果的に、Aさんに自分のいろいろな力や責任感を発揮する余地を与えるのだと気がつきました。
 
また、私への過度な信頼とか依存をゆるしてしまうことで、
私が、まるで自分が医療関係者であるかのような肥大した自意識を持たされてしまう危険性にも気がつきました。
 
私は今でも、ご相談を受け、それにお答えするたびに、
自分が分をわきまえ、相手を尊重した適度な距離感をとれているか、意識し続けています。
相談者さんが辛い状況の時は持って行かれそうになることがありますが、
「あ、いまちょっとよくないな」と気づけるようになり、踏みとどまっています。
 

この数年で経験が増え、少しは冷静にアドバイスできるようにもなりました。
 

わたしの理想は、あちこちに散らばったフラフープみたいな線の中にお互いがいて、電話して話しているイメージです。とてもクリアに聞こえる電話で。
 
そのような健全な関係を築くために、
当サイトにアドバイスを求める方には、次のことをお願いします、
 

まず、こちらの本を読むこと。

 

患者さんがお子さんの場合は、こちらの本も読むこと。

 

食餌療法においては、
まず医師にかかり、処方された適度なステロイドを使用すること。
 

治癒率は八割、を理解すること。
 
 
それにしても、本来これは私などのやることではありません。
お医者さんならばもっとうまくなさるでしょうし、
患者さんと依存関係になったりする危険性もないでしょう(^_^;)
 
「アトピーと食事の関係」を理解してくださるお医者さんが、もっと増えますようにと、
患者さんのために願わずにはいられません。
 
 
(追記:これを読んだ主人より、
「うーん、境界のラインの引き方がちょっと正確じゃないんだよね。まあ、君の記憶ではこうだったってことにしといてね(笑)」だそうです。すいません・・・(^_^;))




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