アレルギーっ子のためのお菓子・・・の落とし穴。その1

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2018年4月12日 木曜日

アレルギーっ子のためのお菓子・・・の落とし穴。その1

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 

最近、食物アレルギーのお子さん、多いですよね。
私のまわりにも、数人います。
 
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アレルゲンはいろんなものがありますが、
 

なかでも、卵や、小麦粉、乳製品など、

子供が大好きなお菓子の材料がダメ、というケースが多いですね。
 

だけど、できるだけ、
周りの子供たちと同じようなものを食べさせてあげたい!

 

そんな悩めるママさんたちの目に留まるのが、
 
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「アレルギーっ子のための、小麦粉、乳製品を使わないお菓子」のレシピ本です。
 

・・・やった!
 

アレルゲンを使わずに、こんなにおいしいお菓子ができた!
これで我が子にも、毎日大好きなケーキを作ってあげられる~!

 

・・・ちょっと待った!
ママさん、それは、すごく危険!

 

どうか、こちらをお読みください。
    ↓↓↓
 
 

■使われるのは植物油。
「アレルギーっ子のための、小麦粉、乳製品を使わないお菓子」のレシピ本。
 
バターの代わりに使われるのは、植物油です。
 
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なたね油を筆頭に、サラダ油、太白ごま油、米油、グレープシードオイル、などなど。
 
ざっくり「植物油なら何でも」と描いてあるレシピもありますが、
その場合、過程にあるのはやはりサラダ油、菜種油あたりでしょう。
 

さて、この植物油は、リノール酸という物質が多く含まれています。
 

このリノール酸は、体内で炎症物質に変わり、
いろいろなアレルギーの原因になることが分かっています。
 
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(拙著『アトピーが治ったよ!マンガでわかる体質改善』の原稿をちょっと修正しました。
詳しくは「アレルギーの原因」を読んでね)
 
 

■アレルギーの原因とは
さて、ふつうの家庭にある油のリノール酸含有量は、こんな感じになってます、
 
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(日本食品標準成分表7訂より。
ちなみに、サラダ油の主成分はトウモロコシ油
また、グレープシードオイルは、最近のものだからか記載がありませんが、
どうやらトウモロコシ油の上を行く含有量みたいです・・・)
 
お子さんがアレルギーを発症しているということは、
すでにこれらの油の摂り過ぎであることが考えられます。
 
ですから、これらの油は、できるだけ減らさなければならないのです。
 

ちなみにバターには、リノール酸がほとんど含まれていませんね。
 

つまり、アレルギーの原因となっているのは、バターではなく植物油・・・
 
 

・・・ちょっと待って!
 

話がよく分からない!
 

うちの子のアレルゲンは乳製品なんですけど!
だからバターでも症状が出るのよ!

 

そのバターが、「原因じゃな」くて、
摂っても症状が出ないサラダ油が「原因だ」って、どういうことなの?

 

アレルギーの原因は、アレルゲンでしょうが?!
 

・・・そう思いますよね。
確かに、ここ、わかりにくいんです。
 

私もかつて、その辺で戸惑いました。
 

正確に言うと、アレルギーの原因物質と、アレルゲンは別物です。
次回、アレルギーっ子のためのお菓子・・・の落とし穴。その2(終)で、図解とマンガで解説しますね。
 
 




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