子どもに性教育をしてみた話。

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2020年10月1日 木曜日

子どもに性教育をしてみた話。


こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 
生理痛の本を描き終わりました(^^)
これから校正、修正、出版、という感じです。
 
さて、
本を描いている時に、子供たちに「何描いてるの」と聞かれたり、
 
ちょうど最近、
長男(小4)Pが学校で性教育の授業をうける機会があったり、
長女(小1)に、妊娠についてのきわどい質問をいろいろされたりと、
 
いいタイミングだったので、子供たちにちゃんと性教育をしてみました。
 

 
私が子供だったころ、性教育は今よりもひっそりとしていました。
 
学校で性教育の授業はありましたが、
男女が別の教室に分けられ、それぞれがそれぞれの身体の第二次性徴について説明をうけたっけ。
 
また、私の実家のトイレには三角コーナーがありませんでした。
物心ついたころに母に理由を聞くと、「隠しておくものだから」と言われました。
家で親と性についてしっかり話すこともなかったように思います。
 
そういうものだったんです。
 
しかし、隠されたものを、異性同士が正しく知ることは難しいです。
また、それについて気遣ったり、優しさを持ったりすることも難しいです。
 
さらに思春期の子供は、好奇心が強いので、
異性を知りたがって、知りたがっていることをからかわれ、また照れ隠しにからかってしまったりして、相手を傷つけたりします。
 
そんな思い出は私の中にもいくらでもあります。
 

 
そもそも日本では、大変さとか苦労とかを隠すことは美徳でした。
今もそういう美意識は息づいていると思います。
 
そして、旧世代の女性たちの血のにじむような努力のたまものとして、
私たち女性が現代社会で抱えがちな心身のストレスについては、今でも隠されたままの部分が大きいですね。
 
最近はそれを伴侶や周囲の人間にわかってもらおう、という動きが活発で、嬉しくなりますが、
私たち母親は、もう一歩踏み込んで、
子供たちに私たちと同じような回り道をさせないように、性教育の仕方を改めなきゃいけないんじゃないかと思っています。
 
性について、隠すことはやはり必要ですが、
かつてのようにやみくもに隠すのではなく、
まず、性の全貌をやさしい表現で理解させ、その上で、何が、何故、隠されているかおしえ、隠し方を学ばせることが大切なのではないかと思っています。
 
わが家ではそのために、こんな本を子供に買い与えました。
 

 

 
2人はまず自分の性についての本を読んでから、二人で交換して読みました。
 
それから、私と主人を交えて、四人で性について話しました。
2人に、背徳感とか罪悪感ではなくて、誇りと羞恥心を持ってもらおうとしました。
 
「男女それぞれの苦労や大変さがあるのだから、異性を尊重し、
決して性にまつわる話題を冗談にしたり、人をからかったりしてはいけない」
 
「これらの言葉は、人を動揺させる力があるから、人前で口にするのは慎みなさい」
 
2人はとても真剣に聞いてくれ、
それ以降、互いの性についてからかいの言葉は一切なくなりました。
 
なので、今のところ、うまくいったかなと思っています。
 
 
そんなこんなで、2人が女性の生理についても知った今、
わたしは自分が生理の時、
「今ママは生理だからとてもだるくて眠いの」と家事をサボれるようになりました。
家族に掃除や洗濯をまかせて、だらりと寝ていることもあります。
(食事療法のおかげで、生理痛はほぼないですが、だるさや眠気や腰痛はあります)
 
女性の、生理にまつわる大変さは、隠すべきではないと考えているので。
 
家事を手伝ってもらって、ゴメンナサイは言いません。
ありがとうを言います。
 
そんな私は、昔の日本女性からすれば、きっととんでもなく破廉恥で自堕落な女でしょう(笑)
 
でもいいんです、
息子が、昔の日本男性よりも異性に寄り添える、優しい人間になってくれれば。




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