甘いものは大人の半分。

2017年8月2日 水曜日

甘いものは大人の半分。

先日、私はとんだ失敗をしました!
なんと、図書館から借りたDVD二枚をなくしちゃったのです!
 

なくしたのは、息子の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と、長女の『ミッキーマウス』。
図書館に謝罪して、弁償金額を聞いて青くなるわたし・・・。
(著作権の関係で図書館のDVDは高価なのだ!)。
 
そして、一週間たち、あきらめかけたころ。
・・・警察から連絡が!
誰かが駅の構内で拾って届けたくれたらしい! 

 

ありがとうございました!
ってことで、無事返却しました。
 

その帰りに「よかったね! お祝いしよう!」と盛り上がって、コージーコーナーへ。
 

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ごくたまーにしか来ないので、子供たち、迷う迷う!
 

で、長男はチョコレートケーキを、
長女はフルーツのケーキを、
私はアップルパイを買って、おうちに帰ってお祝いしました。
 
 

■子供たちは半分。
子供たちのケーキは、一つを半分に切って、出しました。
 
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だって、コージーコーナーのケーキは、かなりでかい。
大きさ確認のために私のマグカップおいてみました。
 
わが家では、明らかに大人サイズのお菓子は、基本的に半分で出すことにしています。
そして、空腹な状態では食べさせず、おにぎりとかをまず食べさせてから、与える。
 
ちょっとかわいそう・・・と思われる方もいるかもしれませんが、
普段質素な子供たちは、半分でも「うわあ、甘ーい! すごく甘い!」と、けっこう満足みたい。
(残り半分は翌日のおやつにします)
 
サイズの調整は、植物油脂をというよりは、白砂糖の摂取を控えるためにしています。
 

というのは、
白砂糖も、リノール酸とは違う経路でアレルギーの要因となることがわかっているからです。
 
 

■砂糖とアレルギー。
砂糖、特に精製された白砂糖は、摂るとすぐに血糖値が上がります。
すると、インシュリンが分泌され、血糖値を下げてくれます。
 

しかし、砂糖を摂りすぎていると、インシュリンが頑張りすぎてしまい、今度は血糖値が下がりすぎてしまいます。
この状態を低血糖と言います。
(ひどくなると、めまいや動機などの症状が出ることもあります。)
 
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その結果、今度はコルチゾールというホルモンが分泌されます。
これは、下がりすぎた血糖値を上げるためのホルモン
 

上がったから、(インシュリンが)下げて、下がりすぎたから、(コルチゾールが)またあげて・・・。
 
それを何往復か繰り返して、血糖値はやっと正常値に近く戻っていく・・・。
もう、血管の中は大変ですね。
 

・・・それがアレルギーに何の関係があるの? と思いますよね。
 

じつはこのコルチゾールというホルモンは、もう一つの顔があります。
アレルギーのもとである炎症反応を抑制する働きがあるのです。
(アレルギーの原因についてはこちらを参照)
 

つまり、炎症物質が身体を守る兵隊だとしたら、コルチゾールはそれを管理する鬼将校みたいなもの。
 

その鬼将校が、血糖値を整えるために呼び出され、お留守になっちゃう。
鬼の居ぬ間に兵隊たちはやりたい放題・・・みたいなことになっちゃうのです。
 

私たち現代人は、つねに植物油(リノール酸)の摂り過ぎで、兵隊が増えてしまっています。
そのうえ、砂糖の過剰摂取が重なると、アレルギーをより発症しやすくなるわけですね。
 

実際、長女Cは、クリスマス会などでおかしを大量に食べた日の翌朝、鼻血で枕を汚すことがあります。
これは、夜間、鼻の粘膜からかゆみが出てきて、知らずにかきむしってしまうためと思われます。
たまに揚げ物をとっても、砂糖を過剰にとらない限り、こういう症状は起きません。
 
 

■子供と砂糖。
ただ、永田先生は、砂糖とアレルギーの関係について、特に言及しておられません。
私の師匠、伊藤龍一さんも同じ立場です。
 

しかし、子供とママさんの食環境を見ることが多い私。
びっくりするぐらいの砂糖をとっている子供は、けっこうたくさん見かけます。
 

この場合、アレルギー改善のための食事療法をしても、砂糖の過剰摂取は問題として残ります。
油と畜産物を絶っても、なお口にできる甘いものはいくらでもあるからです。
 

和菓子、グミ、ラムネ、アメ、甘い飲み物・・・。
 

それが原因で、食事療法の効果が出にくい場合があるかもしれない。
 

おそらくこれは子供に特有な事態と言っていいでしょう。
子供のアレルギーと砂糖の関係について、もっと知られるべきだと思います。

 
とはいえ、我が家も、絶ってはいません。
おうちごはんでは取らないけれど、外ではたまに楽しむ、みたいなスタンス。
油と同じです。
 
でも、たまに、ね。
「これは、こころを元気にしたいときに食べるんだよ(^O^)」
と、子供たちには言っております。




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