子育て支援ブログ 漫画「らくらく子育て研究所」

2023年1月18日 水曜日

母乳はアレルギーの原因になるか。(ハルくん 2歳 男児/ナツくん 0歳 男児 慢性じんましん(慢性))

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 
引き続き、慢性じんましんが改善したハルくん・ナツくん兄弟について。
今日は弟のナツくんの症状と母乳の関係についてです。
 
 

 
まず、じんましんとは、日本皮膚科医学会HPの「皮膚科Q&A」によると、「皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡かたなく消えてしまう病気」であり、「多くの場合、一回一回の症状は直接思い当たる理由無く現れ」るとされています。
 
そして「最初の症状が出始めてから1ヶ月」以上続くものを、慢性じんましんと言います。
 
ナツくん(当時0才)は母乳を飲んでいる状態で、この慢性じんましんの症状が出ました。
2歳のお兄ちゃん、ハルくんの発症に続けての発症でした。
 
●ナツくんのafter(0歳)

 

 
お母さんのМ子さんによると(太字にしたのは佐々木)、

乳児湿疹は元々あってそこまで気にしていなかったのですが、今週になり長男のじんましんに似たじんましんが出始めてしまい、こんな低月齢でじんましんが出るのか…と少しショックを受けてしまいました。
 
小児科で診てもらったところ、アトピー体質が疑われるのと、母乳の影響が大きいので、食事で油を取らないことを勧められました。
脂っこい食事がいけないことは知ってはいましたが、恥ずかしながらあまりきちんと取り組んではおらず…

 
その後、М子さんは、二人がアトピー体質でもあったことから、私の本を見つけてくださいました。
↓↓↓

 
そしてМ子さんは、ご自身の食事療法をはじめられ、ナツくんに授乳を続けました。
 
↓↓↓その後↓↓↓
●ナツくんのafter(0歳→1歳)

 

あのあと食事療法をすすめたところ、2週間ほどで次男はすっかりきれいになったのですが、そこから私が油断&ストレスでうまく食事管理できなくなり、じんましんがまた増えてしまっていました。
 
それから、気をつけたり、油断したり→じんましんも増えたり減ったりを繰り返していました。

もっと徹底してやれば良いのでしょうが、慣れない二人育児でうまくいかず…育児を言い訳にするのもお恥ずかしいですが。

 
М子さんのご報告で重要なのは、以下の点です。
・М子さんが食事療法をすると、母乳を飲んでいるナツくんの症状が改善した
・М子さんが食事管理ができなくなると、母乳を飲んでいるナツくんの症状が再び悪化した

 
このことは、
母親が食べたものが、母乳の内容に影響し、乳児のじんましんやアトピーなどのアレルギー疾患の一因となる可能性をしめしています。
 
実はこのことは、当サイトが従っている永田良隆先生が、『アレルギーの人の食事』という本の中ですでに指摘なさっていることです。
↓↓↓

 
また、当サイトには、お母さんが食事療法をすることに寄って、母乳を飲む乳児のお子さんのアトピーが改善したという報告がたびたびあります。
 
そして私自身も、この理論を身をもって知った一人です。
私は二人目を母乳育児中に、玄米を食べだし、その結果、長女をアトピーにしてしまいました。
そして、私が玄米をやめることによって、長女のアトピーが治るという経験をしました。
 
以上のことから、当サイトは、

●母親の食生活が、母乳を飲んでいる乳児のアレルギー症状に影響しうる
●母親がリノール酸、畜産物などを控えることで、乳児のアレルギー症状の予防、改善の効果を期待できる

という見解を持っています。
 
 
■母乳とアレルギーについての情報アレコレ
ちなみに、私が当時どうして玄米を食べていたかというと、自然育児派、およびマクロビ思想にかたむいていたからです。
 
自然育児派は、「よい母乳」を出すために、あっさりした和食を勧めます。
自然育児派とマクロビ思想は、植物油や玄米を勧めるなど、かなり近いところにあり、自然育児派から入った私は、いつの間にかマクロビ思想に近づいて、玄米を食べ始めてしまいました。
 

(自然育児派のパイオニア山西みな子先生の本。参考になる部分もありますが、現在、この本だけをうのみにしてすべて実践するのはお勧めしません)
 
その結果、私の母乳で育っていた長女が、ある日アトピーを発症。
それからいろいろ調べ、伊藤龍一さん(現:当サイト管理者)のサイトに行きつき、相談したところ、「玄米をやめてみてください」と言われました。
「玄米は元気の源なのに・・・(←当時の思い込み)」と戸惑いつつやめたら、一週間ほどで娘は患部をかかなくなり、びっくりしたのを覚えています。
 
それがきっかけで、今はこんなことをやっているわけですが(^^)/
 
現在、当サイトとしては、マクロビの食事はアトピーの原因になりやすいという見解を持っています。
畜産物を摂らなくても、植物油(リノール酸)と玄米(タンパク質)の過剰摂取になりがちだからです。
ですから、もちろん、乳児を抱えるお母さんにはお勧めできません。
 
いっぽう、自然育児派の思想ついては、
「母親が魚介中心の和食にすると、母乳を飲む乳児がアトピーになりにくい」という見解については、同意します。
 
しかし、自然育児派が、それを「良い母乳」と呼ぶ点や、
母乳の質が、乳児の性格や、機嫌や、寝つきや、母親の乳腺炎のなりやすさまで左右する、という見解については、私は、眉唾物だと思っています。
(少なくとも、私と我が子は、これに当てはまりませんでした)
 
自然育児派はほかにも「母乳神話、母乳礼賛」ともいえるような、イメージ先行の、非科学的な主張をします。
それはときに、乳児を抱えるお母さんたちを信仰めいたイメージで縛ってしまったり、授乳や母乳育児がうまくいかないお母さんを、罪悪感で追いつめる危険があるでしょう。
 
そのような悩めるお母さんたちのために、数年前に、小児科医師の森戸やすみ先生が、自然育児派の主張を否定する記事を書いて話題になりました。
↓↓↓
「その母乳情報、大丈夫ですか? ママサイトにはご用心」
 
しかし、読んでみると、このご意見も極端だと、私は感じました。
なぜなら森戸先生は記事の中で、母乳は乳児のアトピーの原因にならないと、ほぼ言いきっているからです。森戸先生だけではなく、そうお考えのお医者さんは多いです。
 
私がそれについて異論を書いた記事がこちらです。
自然育児派の主張は確かに非科学的なものが多い、けれど、だからと言って、母乳がアトピーの原因となりえる、ということそれ自体が非科学的な仮説なのではない、と主張しました。
(けっこう読まれた記事ですが、とくに先生からお返事とか頂いたわけではありません(^^))
↓↓↓
「森戸やすみ先生の母乳についての記事に異論あり!」
 
乳児のアレルギー疾患を予防したいのであれば、母乳を出す母親の食生活の見直しは大切です。
とはいえ、イメージや信仰は特に必要ありません。
 
大切なことは、お母さん自身が、リノール酸と畜産物を控え、アレルギー体質から脱することです。
そうすれば、お母さんの母乳にも、アレルギーを起こす炎症物質や未消化のたんぱく質が少なく、乳児がアレルギー疾患を起こしにくい状態になるのです。
 
この単純な事実が、もっと知られればよいと思います。
 
 
●次回は、ハルくん、ナツくんの近況について、ご紹介しますヽ(^o^)丿⇒「慢性じんましんなんかこわくない!




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