「ステロイドは弱めのものを」の落とし穴。(ミニドラ君 5歳 重症アトピー)

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2020年2月10日 月曜日

「ステロイドは弱めのものを」の落とし穴。(ミニドラ君 5歳 重症アトピー)

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 
前回に引き続き、私のママ友ドラママさんの息子さん、ミニドラくんの改善例をご紹介します。
 

重症アトピーの改善例を紹介する連載記事です。
1 写真とアンケート
2 重症アトピーを改善させてくれた食事。
3 「ステロイドは弱めのものを」の落とし穴。
4 「ステロイドはどんどん強くなる」という誤解(終)

 
ドラママさんのお子さん、ミニドラくんは、重症のアトピーに悩んでいましたが、
 
食事療法とステロイドの併用が功を奏し、
現在、ミニドラくんは定期的なステロイド使用を卒業されています!
(たまに症状が出たときは、ステロイドを部分的に使っているとのこと)
 
とはいえ、ミニドラ君の改善は、一直線ではなくて、
ちょっと「寄り道」がありました。
 
それは、ドラママさんが食事療法をしながらの脱ステロイドを試されたことです。
 
 
■改善に至る過程

(ミニドラくんの経過には次の4段階があります。)
 
①食事療法+「中間」ステロイド → 効果がいまいち
↓ ↓ ↓
②食事療法+脱ステロイド → かつてないほど悪化(脱ステを中断)
↓ ↓ ↓
③食事療法+「非常に強い」ステロイド → みるみる改善
↓ ↓ ↓
④(現在)定期的なステロイド使用なし

たまに部分的に使用

 

●写真
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●ドラママさんのアンケートより
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■ステロイドの効果を高めるために。
このミニドラ君のケースは、永田良隆先生の著書に記された以下のことを裏付けます。
 
<1 脱ステしながらの食事療法の効果はうすい。>
永田先生は、『油を断てばアトピーはここまで治る!』の中で、アトピーを火事にたとえています。
 
その燃料となるのはリノール酸(植物油)ですが、
 
たとえ、その燃料が断たれたとしても、
既に燃え広がった火事は、周囲に延焼し、燃え続けていきます。
 
この炎症した炎を消し止めるためには、消防車の放水が必要です。
これにあたるのがステロイドです。
 
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燃料を断つことと、炎症を止めること。
つまり、植物油を避けることと、ステロイドでいまある症状を抑えること。

 
この二つのことを同時にやってこそ、アトピーという火事は効果的に消し止められるのです。
 
ですから、永田先生の食事療法は、ステロイドの併用が前提です。
当サイトでも、それを繰り返してお勧めしています。
 
それなのに、どういうわけか、
永田先生の食事療法を、脱ステ状態で行いたい、という患者さんが一定数いらっしゃいます。
 
しかしミニドラ君が証明してくれたように、
脱ステ状態での食事療法は、うまく効果を得られない場合が多く、お勧めできません。

 
 
<2 しっかりと効くレベルのステロイドと食事療法の併用がもっとも効果的である。>
永田先生は、『油を断てばアトピーはここまで治る!』の中で、
 
食事療法を行う時は、
かゆみが治まり、ぐっすり眠れるレベルのステロイドを使うべし、

 
という旨のことを書いています。
 
適切なレベルのステロイドを使わないと、
アトピーという火事によって既におこった炎症が消し止められないし、
かゆみが完全に収まらないことによって安眠できず、皮膚の再生が十分にされないからです。
 
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ミニドラ君ははじめ、食事療法とリドメックス(中間の強さ)を併用していました。
しかし、思うようによくならず、脱ステに移行したわけですが、
 
脱ステで悪化し、挫折したのち、
 
皮膚科を変えたことによって、
まず、当初のリドメックスよりも2ランク強いアンテベート(かなり強い)が処方され、そこから、劇的に改善。
(アンケートでは「メサデルム」となっていますが、ドラママさんに確認したところ、最初に出たのは「アンテベート」とのこと)
 
そしてドラママさんは書いています、
「今の状態になって、思うのは、
※あの頃のステロイドのレベルは合ってなかったかもしれない。ということ。
※(中間の強さのリドメックス)
 
ドラママさんの感じたとおりだとすれば、やはり、
いくら熱心に食事療法を行っても、ステロイドを併用しても、
ステロイドのレベルが不十分であれば、症状はコントロールしにくい
ということではないでしょうか。
 
とはいえ、おそらくこのようなケースは多いでしょう、
 
というのは、
「できるだけステロイドを使いたくない」
「弱めのステロイドを処方してもらっている」
というママさんは、かなり多いからです。
 
実はそのスタンスこそが、
結果的には、ステロイドの試用期間を長引かせてしまう、こともおおいはず。
 
ですから、
アトピーのお子さんをもつママさんたちには、ぜひ知っていただきたいです、
 
「しっかり効くステロイドをたっぷり使うことこそ、ステロイド卒業のための最短コースです」
と。
 
 
この二つのことは、当サイトが永田先生の見解に倣い、繰り返してきたことです。
そのことを証明してくれたドラママさんとミニドラ君に心から感謝します。
 
 
ちなみに、この記事を下読みしてくれた、ドラママさんからもらったラインがこちら。
↓↓↓
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(~先生とは、脱ステ後、皮膚科を変えて、そこでアンテベートを処方してくださった先生)
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そうだね、そうだね。
やっぱり、自分で経験したり、実感しなきゃわからないこともある。
 
だからそのとき
「おかしいな・・・あれっ、たしかこういうこと、らく研の記事にあったな・・・」
って思い出して、引き返してもらえるような記事をふやしていこうと思います。
 
 
次回『「ステロイドはどんどん強くなる」という誤解』に続く




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