Amazonの厳しさを思い知った話。『アトピーが消えちゃった!』が赤字計算になっちゃった!

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2019年9月7日 土曜日

Amazonの厳しさを思い知った話。『アトピーが消えちゃった!』が赤字計算になっちゃった!

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 
アトピー改善のための食事療法について解説した、こちらの図解マンガを、
↓ ↓ ↓

(2017年1月発行)
 
紙の本にして、ネットショップで通販を開始したわけですが、
↓ ↓ ↓
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(通販はこちらから)
 
最初に刷った50冊がはけてしまったので、
(サイト協力者への無料進呈が20冊ぐらいはあったかな)、
 
先日、再び入荷したところです。
 
で、何人かの読者の方から、
「Amazonに出品するって話はどうなった」とご質問をいただくんですが、
 
ちまちまと、進捗しております!
本日めでたく、ISBNコードおよび、書籍JANコードを取得いたしましたよ!
 
あとは業者さんに頼んで、これをバーコードにして、原稿に張り付けて本を作れば!
 
・・・あ、そういえば、最初に何部ぐらい刷ればいいのかな?
と、そろそろAmazonさんへの出品方法についても調べ始めたわけですが、
 
いやあ、これが、
なかなか、いばら道みたいなんですよ・・・(((((((( ;゚Д゚))))))))!

 
 
■赤字になっちゃう
Amazonには、わたしみたいな個人出版者がAmazonに本を出版するのに適した、e託というシステムがあります。
 
普通に出版されている本も、もちろん出品できますが、
個人出版の本でも、ISBNコードおよび、書籍JANコードがついてれば、ちゃんと商品として売ってくれるっていうサービスなんですね。
 
で、これについて、予備知識として、
 
・手数料は3割ぐらい取られるらしい。(まあ、そんなところだよね)
・預けておけば購入者との取引とか送付とかしてくれるらしい(超ラク(^^))
 
ぐらいしか知らなかった私。
 
「個人出版者はよく使う方法」としてあちこちのサイトで紹介されていたものだから、
これでいいみたい、あとでしっかり読もう、とのんきに思っていたのです。
 
・・・が!
今、改めてよく読んでみたら、
 

・年会費9000円
 
・手数料は定価の4割
 
・納入(倉庫で預かってくれる)冊数は、都度、Amazonから指示が来る
 
指示が来たら、一週間以内に倉庫につくように発送すべし。
期限厳守。遅れたら契約取り消しもあり得る。
 
その際の郵送費は出品者負担。
 
・郵送は梱包材と箱(出品者持ち)でお願い。

 
うっ・・・けっこーシビア・・・。
 
ちなみに、この納入冊数の指定というのが、「1冊お願いします」っていうのも結構あるらしい。そうなるとその都度送料がかかることに。
 
私の場合、同タイトルのキンドル本がそこそこ出ているので、それはないと思いたい・・・けど・・・。
 
これらにかかる費用を計算し、
さらに、既にバーコード取得などなどにかかった、安くはない全費用を上乗せして、
一冊当たりの利益を出してみると・・・、
 
あれっ・・・
利益がほとんど出ない・・・!

 
ってゆーか、最初の50冊ぐらいは赤字・・・?
 
ここで凍りつく私。
しかし何度計算しても、やっぱり最初の50冊ぐらいは完全に赤字になる!
 
そして、50冊以上売れたとしても、一冊当たりの利益はキンドル本と大差ないレベルしか出ない!
(キンドル本の利益は、私の場合、定価の35パーセントです)
 
冊子版は1980円と高価で、何冊出るかもわからないのに?
 

そっ、そうか・・・!
AmazonがAmazonたるためには、こういう徹底したシビアな在庫コントロールがあったんだな・・・!
Amazonは物心ついたころから、利用者としてその利便性を享受してきたけれど、
 
まさか、商品出品者としてそのシビアな裏側を思い知ることになるとは・・・!

 
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しかしこんな利益率では、
「せめて食費ぐらいは賄えるような出版活動をする」という野望が夢と消えてしまう。
子供たちの食べる量は日々増えて行っているというのに!
 
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(ぱくぱくぱくぱく)
 

まっ・・・まずい・・・
こんなはずでは・・・!
 
となると、打開策としては・・・
 
 
■打開策
・・・という、予想外のことが起きたわけですけど(単に私のリサーチ不足のせい)、
 
とはいえ、
冊子版をAmazonに出品する、
そしてキンドルが読めない環境の方に読んでもらう!

 
という意思は変わらないので、
 
変えるとしたら、選択肢は二つ!
 
1 定価を上げる。
一番簡単だけど、2000円を超えると、買われなくなりそうだから、却下。
 
2 製本費を下げる。
こっちだろうな・・・。
 
ちなみに今は、私のキンドル本の冊子版は
オンデマンド製本という比較的新しい方法で、50部ずつ刷ってもらっています。
 
オンデマンド製本とは、言ってみれば、カラーコピーみたいな刷り方。
そのため、1冊の単価は、1冊刷るときも、100冊刷るときも変わりません。
 
これに対して、従来のスタンダードである、オフセット製本というのがあり、
これは、まず製版(高価)して、それを使って印刷するので、
小部数だと割高になり、部数が多くなればなるほど割安になっていくんですね。
 
なので、50部という小部数だと、オンデマンド製本の方がびっくりするほど安い。
しかし、ある程度の部数になると、オンデマンド製本とオフセット製本で、製本費が逆転するわけです。
 

紙の本の需要があることが分かったし、
これをきっかけに、オフセット製本にシフトするべきなのかも・・・!
 
で、今回、製本費を今までの半額ぐらいに抑えたい! ・・・と調べてみると、
 
オフセット製本で1000部!
刷る必要があることが分かりましたヽ(^o^)丿キャー!

 
1000部刷れば、一冊売れるごとに、数百円の利益は出る・・・。
 
でも、1000冊の在庫!
これはなかなか迫力がありますよ!
 
わが家の広くはない二階スペースの大部分を占めることになりますよ!
 
しかし、
おそらく、そうするしかないでしょう。
 
今のところ、困ってる方に見つけていただくためには、Amazon出品が一番確実ですからね。
Amazonのブランド力は健在で、置いておきさえすれば、たくさんの人が見てくれます。
 
しかし、この在庫を抱えるということが、やはり紙の本の枷なんですよね。
キンドルは身軽だったなあ・・・。
 
ちよっと主人とも話し合って、決めようと思います。
 
愚痴にお付き合いいただき、ありがとうございましたヽ(^o^)丿!




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