玄米、いつから食べていた?

玄米、いつから食べていた?

「玄米食は、日本の伝統食である。」
 
現代日本でなんとなく定説になりつつある、この情報。
みなさんは、どのようにしてそれを知りましたか。
 
 
☑「ナチュラル派のお友達に聞いた。」
 
☑「子供により良いものを、と手にした粗食のレシピ本にそう書いてあった。」
 
☑「玄米が気になって検索してみたら、マクロビや、玄米商品を扱うサイトがヒットして、そこで読んだ気がする。」
  
おそらく、そんな感じでしょう。
 
 
では、そういったメディアでよく語られる、玄米常食についての説を、箇条書きにしてみます。
あなたはいくつご存知でしょうか。
 
☑「弥生時代から、庶民はずっと玄米食だった。」
 
☑「戦国時代の武将は、平時は一日五合の玄米を食べていた。そのせいで、丈夫で勇ましかった。」
 
☑「江戸時代、農民は玄米食だった。だが、江戸では精米して白米を食べるようになったので、脚気が流行した。玄米を食べていれば脚気にならない。」
 
☑「日本人みんなが白米を食べるようになったのはつい最近だ。それまでは玄米食だった。」
 
このように、玄米常食説についての情報は、豊富に用意されています。
おそらく「玄米」は、インターネットの検索ワードとしても上位にあるでしょう。
 
 
けれど、そのほとんどの場合、その説の論拠は挙げられていないのです。
とはいえ、そのことは、ふつう、あまり意識されません。
 
常食を勧めているのに、論拠が明らかでない。
私はそれが、重大な欠落であるととらえています。
 
なぜなら、私は、アレルギーにかかわる活動を通して強く感じたからです、
「ある食品を常食しても大丈夫かどうかを知る、もっとも有力な手掛かりは、
その食品の栄養素や、人体への生理的な作用などのテータではなく、
それが常食されてきて大丈夫だったかどうか、という歴史的な結論である」と。
 
 
玄米は、本当に常食されていたのか。
アレルギーが増加の一途をたどるいま、そして、玄米がその要因の一つであることが明らかになったいま、そろそろ、日本人が向き合わなければならない課題と言えるでしょう。
 
 
本マンガでは、及ばずながら、各時代について、玄米常食説の論拠を探し、事実か否かを検証してゆきます。
 
 
ご興味がおありのあなた、ぜひご自分でも調べてみてください。
きっと、マンガをより楽しんでいただけると思います。
 
そして、マンガを読んで、「佐々木め、調査が不十分だ!」と感じられたら、ぜひあなたのご意見をお寄せください。
 
この課題に興味を持つ方と、交流が生まれ、資料が集まり、さらに事実に近づいていく。
そんなことができたら、素敵だなあと思っております。
 
 
では、次回、弥生時代編まで、もうしばらくお待ちください。




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