パーム油の危険性。その1

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2018年3月18日 日曜日

パーム油の危険性。その1

こんにちは。
子供たちのアレルギーが食事で治りました!
いまも三人育児に奮闘中の佐々木愛です。

 

トランス脂肪酸フリーのショートニング をお勧めしないワケ についての連載記事です。
1 トランス脂肪酸フリーのショートニング、お勧めしません。その1
2 トランス脂肪酸フリーのショートニング、お勧めしません。その2
3 パーム油の危険性。その1
4 パーム油の危険性。その2
5 トランス脂肪酸フリーのショートニング、お勧めしません。その3(終)
 
おまけ パーム油について調べていて、びっくりしたこと

 
パーム油は、お勧めできない油です。
 
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植物性だろうと、
トランス脂肪酸フリーだろうと、
オーガニックだろうと。
 
今日はその理由について解説します。
 
 

■パーム油はもともと工業用油脂。
パーム油の原産地は、赤道周辺の東南アジア、アフリカ、中南米など。
 
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パームの木と果実はこんな感じ。
 
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絞った油(粗油といいます)はこんな色。
 
現地では、デンデ油と呼ばれ、料理にも使われているそうですが、
独特のにおいと味があり、このままでは万人の口に合うものではないそう。
 

なので、パーム油は長い間、食用ではなく、石鹸や化粧品などの材料、工業用油として栽培されていました。
 
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それが、精製技術の進歩によって、70年代後半から、、無味無臭の油に加工できるようになりました。
これにより、パーム油は、食用油として使えるようになりました。
 
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つまり、現在、加工食品に使われている「パーム油」は、
もれなく「精製パーム油」なわけですね。
 

さらに、、植物性硬化油のトランス脂肪酸の害が問題視されるようになったことで、
それらの油の代わりとして、急速に、市場を拡大。
 
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今では、パーム油は、世界で最も消費されている植物油となりました。
日本でも、一位の菜種油の次に消費されている油です。
 
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あなたもきっと毎日のように、口にしているはずです。
 
 

■食用パーム油に含まれる有害物質。
では、植物油の精製って、どうやってやるのか?
 
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(イエナ商事さんのHPから転載)
 

そう、化学的な技術です。
不純物を摂って、脱臭、脱色もして・・・。
油はその過程で、薬品と、高温にさらされることになります。
 

で、その脱臭工程での、200~度の高温の中で、
 

3-MCPD
 

というヒトに対して発がん性物質が疑われる物質が、高濃度で生成されてしまいます。
(3-MCPDについては農林水産省HP『食品中の3-MCPD脂肪酸エステル及びグリシドール脂肪酸エステルに関する情報』をどうぞ。)
 

ちなみに、この3-MCPD、他の精製油にも同じように生成されますが、
その中でも特に濃度が高いのがパーム油なのです。
 

よって、3-MCPDは、私たちの身の回りの、精製植物油が使われている加工食品、
特にパーム油が使われている加工食品(特にマーガリン、ペストリー、ケーキ類など)に高濃度で入っているわけです。
 

で、この発がん性物質、国際的には、
多くても一日に、体重1kg当たり0.002mgまでならとっても害はない 
となってます。
(国連食糧農業機関(FAO)、および世界保健機構(WHO)の合同食品添加物専門家会議(JECFA))
 

が、この基準値(細かい計算は省きますが)、
体重10キロの子供なら、食パン二枚程度に含まれる植物油で、
体重60キロの大人でも、カップラーメンひとつに含まれる植物油で、上回ってしまうのです。
 

このことについて、欧州食品安全機関(EFSA)も、だいたいこんなことを言ってます、

若い人たちは、3-MCPDを、「一日にとってもいい量」以上に取っちゃっているようだ。
これは、まだ分かりやすい形で表れてはいないけど、健康に影響しているんじゃないか。

『植物油類及び食品中の加工汚染物質類のリスク評価に関する報道発表資料』より)
 
私たちは、加工食品を0にしない限り、日々、3-MCPDを取らないわけにはいきません。
 
そうである以上、
3-MCPDが特に高濃度で含まれているパーム油の加工品は、避けるべきなのです。
 
 
パーム油の危険性。その2に続く




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